2014年11月19日水曜日

背中と所作と身のこなし




傾いた太陽から差す光の黄金色が眩しい、ある日。




パリの街の木々も、
こんな黄金色や





こんな黄金色、





しっとり橙色や、





赤色グラデーションや、




所謂、燃えるような真っ赤や、




そんな木々たちの自然の営みに染められた様子を目にしたとき、
曇りがちで肌寒い灰色のパリで
ポッと心に暖かみを与えてくれたりする。


セーヌ河沿いのブキニストと、
舞い散る黄金色のプラタナスとマロニエの枯れ葉。
相変わらず黒ずくめが大好きなパリジェンヌ。


嗚呼、秋の代名詞。





この季節、パリ市の清掃員がせっせと日々、街中の落ち葉拾いに余念がないので、
いつまでも落ち葉が道を埋め尽くしているわけではない。
明日には、夜のうちには、午後には、何時間後には、
これらの落ち葉がゴミと化してしまう。
仕方ないけども、、、、


なんて残念な!


モサモサとたくさんの落ち葉が 舞い散って集まっている場所を見つけたら、
それはまるで宝物を見つけた気分。


わざとその中に踏み入り、
ガサ、ガサガサ、、、と音を立てて、その枯れ葉の絨緞の上を歩くのが好き。







私が『山ねずみ公園』と愛を込めて呼ぶモンスリ公園で。

鴨の大家族がそんな私を横目で見ながら
一緒にガサ、ガサガサガサ。






帰り道に見かけたマダムの凛とした背中に、
哀愁と年齢を越えた美しさに見惚れ。


人様の背中を見て、
その方の人生を勝手に想像する楽しさよ。


背中と所作と身のこなしには、その人が重ねてきた人生が現れるのだな。とか。






もうちょっと、枯れ葉の山を堪能させてほしいので、
パリ市の清掃員さん、あまり枯れ葉のお掃除を急がないでください。






アパルトマン暮らしのパリジェンヌ雪ちゃんにも、
落ち葉の中を歩かせてあげられたらいいのにな。

という気持ちを知ってか知らぬか、
まん丸くなって眠りこける白い姫。


寒くなるにつれ、
丸くなる。

丸くなるにつれ、
寒くなる。


猫の背中と所作で計る、猫の人生ではなく、

寒さの羅針盤。





では、身のこなしのほうは、どうかしら。

白い姫の貴女には、こんなアクセサリーがお似合いだね。






『パンがなければお菓子を食べればいいじゃない!』
と、のたまった
かのマリー・アントワネットがご存命ならばお使いいただけそうな

大人の女だけに許された
パリジェンヌの遊び心が溢れたコスチューム・ジュエリー





ミント色も捨てがたいけど、わたしの毛並みは白だから白のマドレーヌに決めたわ。冬にまっ白を身につけるのは、大人の女だけに許されたコーディネートよね。』

その通りです。



冬の白は、女の粋。
早くも晩秋、冬支度の季節。




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